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2011年2月12日 (土)

IBM Systems Director 6.2.1の導入と注意点

IBMのサーバ製品に同梱されているシステム管理系ソフトである「IBM Systems Director」を仮想化環境で確認してみました。

検証環境は、Phenom2-910e(4core/2.6GHz)、メモリ8GBに、ESXi4.0。そこに、2コア、メモリ4GBのゲストOSをWindows2008R2を導入したうえで、Directorを走らせました。

検証したバージョンは、6.2.1(2011.02.12現在、最新)。

http://www-06.ibm.com/systems/jp/virtualization/systemsdirector/

導入前の事前確認資料となる導入ガイドは、こちら・・・6.2.0版です

http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-042E074

Directorのコンポーネントは以下の3つ。そのうち、エージェントは2種類あります。

・IBM Systems Director Web インターフェース
・IBM Systems Director サーバー
・IBM Systems Director エージェント
 -共通エージェント
 -プラットフォームエージェント

実際には、”エージェントレス”というモジュールの導入が不要な管理機能もあります。

また、共通エージェントをレベル1。プラットフォームエージェントをレベル2プラットフォームエージェントをレベル1。共通エージェントをレベル2と称し、その管理レベルが分かれています。

レベル1は、主にH/Wの障害検知・通知に特化した限定機能版。

レベル2は、Diretorのフル機能を搭載し、リモート操作も可能。

導入の事前確認はコチラ

IBM Systems Director 6.2 構成チェックガイド
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-031C38D

H/WやOSのサポート要件等が確認できます。

製品の最新版は、IBMのサイトからダウンロードできますが、IBM IDが必要です。

注意点は、下記のとおり

・ライセンス:導入対象はIBM製サーバのみ

・UAC:ビルトインAdministrator以外で導入する場合は、UACを無効にすること

・ドメインユーザ使用の際は、サーバのローカルのAdministratorsに追加すること

さらに、注意が必要なのが、導入前のNICの有効/無効設定です。

Director導入時には、Directorの通信に使用するNIC以外は、無効にする必要があり、導入後には変更できないという条件があります。

無効にせねばならないNICには、IMMも含まれます。

また、デバイスドライバは、Windows2008/2008 R2の場合は、OS標準のMS IPMIでOK。

Windows2003の場合は、別途導入が必要です。

サーバ導入に当たっては、32bit版、64bit版があり、OSに応じて選択する必要があります。

導入詳細は、ガイドを参照していただくとして、ガイドには記載していない情報を掲載します。

導入時の注意点としては、管理者アカウントの入力の際のドメイン名。これは、NetBIOS名で入力し、FQDN形式では入力しないことが条件です。

さて、Director6.2.1の導入ですが、どうやら、6.2.0に6.2.1のパッチを一連の作業で導入しているようです。

導入時のアプリケーションの追加と削除画面をキャプチャしてみました。

最初は、6.2.0だったコンポーネントが、6.2.1になります。

まずは、エージェントが導入されます。

D01

次に、サーバ。

D02 

サーバが、先に6.2.1にあがります。

D03

Common Agentも6.2.1になりますが、Platform Agentは、6.2.0のままのようです。

D04

Directorの導入には、マシンスペックにもよりますが、共通エージェントで20分弱くらい、Director Serverで、1時間くらい見込んだほうがいいです。

さて、導入後に、管理コンソールであるWebインターフェースを立ち上げるわけですが、Directorの起動には、かなりの時間とメモリを要します。

Directorが使用できるようになるには、13~20分近くかかる場合があるようです。

起動状況は、サービスの開始状態だけではわからず、タスクトレイで確認します。

赤い菱形だと、非アクティブ

D09

緑の三角だと、開始処理中

D05_3

黄緑の丸で稼動中です。

D06

また、タスクマネージャをみていると、Javaのメモリ使用量が導入直後の状態で900MB以上まで消費されます。

D08

素のWindows2008 R2にDirectorを導入しただけで、メモリ使用量は格段に上がります。

D07

試しに、Directorのサービスを停止してみたところ・・・

D11

先ほどの900MB超のメモリ使用がなくなりました。

D12

ちなみに、このあとでサービスを再開すると、Directorサーバが稼働中になるまで、4,5分かかります。

OS起動直後にWebインターフェースを起動してもDirectorサーバが使用できずにエラーメッセージが出ます。

>ATKMDL001E
>汎用システム管理サービスが必要ですが、使用できません。 管理サーバーからログアウトし、数分してからログインしてください。
D13

あせらずに、20分くらい待ちましょう(できれば待ちたくないですが・・・)

導入されたサービスは、以下のとおり

サービス名                表示名
cimlistener                  IBM CIM Listener Service
tier1slp                    IBM SLP Attributes Service
ibmsa                     IBM SLP SA
dirserver                  IBM Systems Director server
wmicimserver           IBM WMI+A Service
IBMTivoliCommonAgent0   Tivoli Common Agent - 'C:\Program Files (x86)\IBM\Director\agent\runtime\agent'

全サービスは、ログオン:Local System  スタートアップ:自動  で、開始です。

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コメント

ブログを拝見し、疑問がありましたのでコメントします。
以下で言うレベル1に該当するのは、プラットフォームエージェントだと理解しているのですが、
間違っていますでしょうか。


------
また、共通エージェントをレベル1。プラットフォームエージェントをレベル2と称し、その管理レベルが分かれています。

レベル1は、主にH/Wの障害検知・通知に特化した限定機能版。
レベル2は、Diretorのフル機能を搭載し、リモート操作も可能。
------

コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、当方の記載内容に誤りがありましたので修正しました。
下記のFAQにもわかりやすく表記されていますね。
http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-0417C0A

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