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2013年12月

2013年12月 1日 (日)

「制作者に聞く! 連続テレビ小説 『 #あまちゃん 』 」レポート ~ドラフト版~

20131130日(土曜日)公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」が開催された。

 

本イベントには、抽選枠200名に対し、1906通の応募があったとの報告があった(公益財団法人 放送番組センター 常務理事 松舘氏談)。

 制作現場の熱気を伝えたいとのことで、最初に行ったのは「竜馬伝」とのことだ。今回、20139月に、訓覇プロデューサに連絡をしたところ、快諾していただき今回のイベントを開催するに至った。名作・人気番組の舞台裏を楽しんでいただければとのことだった。

 

 まず、「あまちゃん」第一話が上映された。

 壇上には、司会の木俣冬さん、演出・井上P、演出・吉田P、美術・丸山さん、総合P・訓覇P5名が並んだ。

 各人の挨拶があり、いったん、司会の木俣さんに、マイクが渡された。

時期的にも、今回が語りおさめかもしれないとのことだった。

 

 まずは、撮影開始時のエピソードから始まった。

 撮影は、20129月に、あまちゃんの舞台となる久慈にて、海のシーンから開始されたそうだ。第一話の小袖海岸の海女さんの実演コーナーでのシーンかを先に撮影をはじめ、海に入れなくなる冬になるまえにひとまず、海のシーンを撮ってしまわねばならないという、逆境からのスタートだったらしい。

 朝の連続ドラマ小説は、1年を通じて、東京と大阪で交互に制作される。東京は秋からの撮影となり、通常は撮影を11月からスタートするとのことだ。そんな背景があり、海のシーンだけ、高知で撮影しようという話もあったが、すべて岩手県にて撮影された。

 最初の9月の撮影は10日間だけ。天候に恵まれ、真夏日が続いたらしい。10月からはお芝居のシーンを50日間ほど、やはり晴れの多く、天候に恵まれたとのことだった。

 

 久慈は、東京から遠く、遠征費用が高いため、確実に現地で撮影する必要があった。寒くなると、役者の方々にあたたまってもらうため、数キロ離れた温泉から、運搬の移動の時間とお湯の冷める温度を計算して運搬したそうだ。結果としては、熱すぎたというエピソードが紹介された。

 とにかく、あまちゃんにおいては、すべてが奇跡というしかなく、久慈は何もない町であったが、そこが良かったらしい。

 

 美術の丸山氏からは、海の中にアクリル板で水槽を組んで、そこにお湯を入れた海のセットをつくらいたいといったそれだけで制作費用を超えてしまいそうな話もあったらしい。

 

 誰もいない閑散とした町で、どう撮るかが課題だった。

 

 美術の丸山氏は、久慈には行ったことはおろか、聞いたこともなかったそうだ。

 一話で登場する「歓迎」のタワーは、OPおよび第一話のシーンでしか利用されなかった。

 

 井上Pいわく、「残念な感じを愛情をこめて」が依頼内容で、その設置位置から、“映らない”という残念感もあったそうだ。

 クランクインしたころ、丸山さんは3週間の入院生活を過ごしたそうだ。

 

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下記からは、ツイートした分のまとめ。後日編集予定。

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:抽選枠200名に1906通の応募。 美術の丸山さんクランクインの頃に3週間入院。通常は11月から撮影開始だが海のシーンを撮るため、冬になる前の9月から開始し、スタートから逆境状態。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:役者の方々をあたためるため風呂を用意。お湯は数km離れた温泉から輸送。冷める温度を考慮したが、熱かった。アクリル板で囲ってお湯を入れるような予算を食いつぶすセット制作の案があった。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:防波堤に書かれた”STOP"は、当初灯台に書こうとした落書きに許可が出なかったために生み出した案。さらに、”STEP”と読めるような工夫がなされていた。あの狭い空間に20名くらいのスタッフ。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:アキの憂いのシーン・表情は、クランクインの頃に撮影。長く自然に撮り、能年さんに自然にふるまってと指示。犬にさわったりタコ売りのおばさんとの会話など、30分ほど自由に。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:12週目は井上D(情緒表現)、3週目から吉田D(お笑い系)。吉田Dがつぶやいた一言は「あぁ、ドラマだな」。撮影順序がバラバラで、よくわからなかったとコメント。最後はまとまってよかった。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:能年ちゃんは、まわりから影響を受けて進化した。言葉遣いの幅が広がり、何色ものアキがあらわれた。ギャグは練習してきた(白目)。指示に反応がないが理解していることはわかり、抽象的な指示を増やした。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:15話のミスコン企画の話のラストの「ふつうじゃない…」のセリフはアドリブかも。あの場面でのテンポ。セリフの応酬はカメラの切替が追い付かない。気づいてからの切り替えでは遅いので予測して押している

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:演劇界の重鎮に演出の指示をするのに苦労した面がある。エリさん的にヒロシと付き合うことになるといったシナリオの妄想があったらしい。狭いリアスのセットをどう見せるかは意見をたたかわせた。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:リアスから見えるきたてつの映像は、2回だけ(1回から最後に訂正)実際の映像(モニタをハメこんでいる)。それ以外は写真。東京編にうつるときに、タイトルバックを変えようという話があった。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:天野家のセットは、東京編で無頼寿司の奥の銭湯に使いまわしている。春子部屋のアイテム探しはモノがなかったり、権利の面で調達が大変だった。103話と131話は、鈴鹿と春子の対決回。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:鈴鹿vs春子のシーンは異様な緊迫感で窒息しそうだった。緊張感で吐き気も(吉田P)。朝ドラのOKシーンは1日に22分分撮影する。映画は1日に5分くらい。同じシーンでも役者の思いは真逆なことがある

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:生で一発撮りか、じっくり撮り直しかなどの意見の差。宇宙服でのサヨナラシーンは、薬師丸さんのアイディア。最初は唐突に「宇宙服ってありませんか?」ときかれて、意味が分からなかった。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:155話の鈴鹿と春子のシーンの解釈はひとそれぞれ。間にアキとユイのシーンが入っているのがミソ。こちらも3年ぶりのお互いの月日を振り返る重要なシーン。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:震災を表現するトンネル出口でのユイちゃんのシーンは現場で撮影。ユイちゃんの顔の前にカメラをもってくる方法は普段は使わない。大吉がトンネルへ歩き出すシーンで列車のライトの点灯は大吉へのエール

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:震災を表現するトンネル出口でのユイちゃんのシーンは台本では「ユイの顔」でとまっている。このトンネル出口のシーンはユイちゃんは背後から、アキちゃんは前側(被災現場側)といった目線の違いがある。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:撮影最後の時期は、3つのシーンを並行して撮影していた。 ラジコンヘリが風にあおられたエピソードの紹介(吉田P)防波堤上では能年ちゃんを何度も走らせた。さすがの能年ちゃんも大変だったらしい。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:ラストシーンとタイトルバックは同じ服。未来に向かっているけれども現在。ここで終わりではなく、人生は続く。トンネルを走るシーンと潮騒のメモリーのシーンを交互にもってきている。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:ラスト週は鈴鹿さんは音痴か否か、大吉・アンベちゃんの結婚式が話題に。歌でつづっていく週。PVのようにたたみかけた。井上Dと吉田Dは同期。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:ラスト週の鈴鹿さんの歌うシーンは着物と赤いシーンがあるが、ドレス側はアンコールのイメージ。歌のキーも変えてある。ショーとしてみてもらいたかった。クドカンの脚本では歌10曲と民話の語り聞かせ。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q1 ドラマでは普通、トーク番組では無言の能年ちゃんの実態は? A1 素朴な人。TVで無言でいられることがスゴイ、でも実はじっくり考えているので無言。TVの枠におさまらない人。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q1つづき 太巻きの生まれたての鹿のシーンについて A1 訓覇P的にはつくられた笑いはあまちゃんでは原則NG。ここは悩んだ末に許可。放送後に古田さんからメッセージ「あれをだせるのがあまちゃん」

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q2 クドカンのネタでスタッフがわからないものはなかったか? A2 わかるわからないはあるが、ネタ元探しは意識しないようにしていた。「ヒロシです」のシーンは、小泉さんのBGMつけての要望から。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:A2つづき 小泉さんのBGMつけてのヒトコトで、登場シーンから撮りなおすような、制作者側も意識していないところから小ネタができている、これ見よがしではない感じ。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q3 早あまから夜あま、土曜日や5分で~も見ていたが、同じシーンでも違うアングルで撮られてる気がするが気のせいか、勘違いか? A3 勘違いです()

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q4 セットでつくられたリアスの窓から見えるシーンで実際の動画を使ったのは1回とのことだったが、2回では?(岩手県出身で、じっくり見たとのこと) A4 2回でした。訂正します(井上D)

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q5 登壇者5名への好きなキャラとその理由 A5 訓覇P:特定なキャラはない。ひとりひとりが好き。 丸山(美術):春子と鈴鹿。自分と同世代のツーショットが見られたから。あとアキ。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:A5つづき 吉田D:前髪クネ男。自分の演出した回。ほかに代表作があるのに、クネ男と紹介されるようになった彼。あの動きは朝ドラの放送コードの限界。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:A5つづき 井上D:全員楽しいキャラだが、今まで出会ったことがないキャラとしてアキ。好きなキャラとしては、菅原さん、太巻。おしゃれな菅原さんの裏設定は呉服屋の息子。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:A5つづき 木俣さん:ライターだから同業のヒビキ。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q6:次回作は? A6 本当に未定。やるとしたら、全員がそろい、今回より面白いものがつくれるという確信ができたとき。アキちゃんが別な輝きを見せるようなことがあれば・・・

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:Q7 たくさんつくられた曲の効果的な使い方の工夫は? A7 使うシーンは音響効果の人がつけたものを演出家として再度あてなおす。イメージが逆になることも。とにかくこだわって曲をあてた。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:まとめ 訓覇P:あまちゃんのトークも今日がおそらく最後。現在は年明け発売のDISC3のチェック。みなさんの愛情あってのドラマだった。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:まとめ 丸山(美術) 美術スタッフがこういったところで話すことはまずない。貴重な場の開催に感謝。今後、背景等にも注意してみてもらえるとうれしい。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:まとめ 吉田D 視聴者層がわかれがちな朝ドラだ、幅広い年齢層に支持されたのがうれしい。この部分が奇跡。これが何かを生み出したのではないか。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:まとめ 井上D:受け入れられて良かった。常に見放されるのではないかという気持ちがあった。みなさんがつくったという気持ちが強い。TVの新しい可能性のひとつではないか。

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:まとめ 木俣さん(司会):最後に質問。春子、夏さん、アキが登場したが、冬子が出なかったのは?訓覇P「木俣冬は本名?」木俣さん「はい」 つまり最後が、”冬”だよね。 おあとがよろしいようで()

 

公開セミナー「制作者に聞く! 連続テレビ小説  #あまちゃん  」の小ネタつぶやき:ちなみに重要なコメントでも、オフレコと思われる部分は書いていないので、その点、ご了承ください。

 

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