Google 認定教育者レベル1 受験の覚え書き ~独学・自習で合格・資格取得。問題の傾向と対策~
文部科学省から、「GIGAスクール構想の実現について」 (※ GIGA = Global and Innovation Gateway for All )という施策が発表されています。その中には、「「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を見据えた施策パッケージ 」というものがあります。この学習用コンピューターの整備には、45000円の補助金が出ることになっています。
この補助金の金額から、選定候補となる機材は、Microsoft の Surface Go 。Google の Chromebook 。Apple の iPad が予想されています。
どのメーカーの機材が教育現場で選定・導入されていくかは分かりませんが、今後を見据えて勉強しておいた方が良いと考えたのが、Chromebookに関する資格でした。
教育現場で負担増となるのは、教師・先生といった教育者。Windowsは日常使う機会が多いでしょうし、iPhone、iPadを個人で使われている方も多いと思います。果たして、Chromebookは...と考えると、利用者は少ないのではないでしょうか。
しかしながら、管理・運用面を考えると、Chromebookには有利な点があります。
そう考えると、Chromebook で扱うことになる Google のアプリケーションに関して、教育現場でどのように利用するのかをオンラインで学べる 「Google for Education」の「Teacher Center」は、とても便利で有益なサイトです。
ここで、教育者向けとして初めに目が留まるのが、「Google 認定 教育者レベル1」です。上位資格として「Google 認定 教育者レベル2」が存在します。またさらに、他の教育者を指導・養成するトレーナー向けの認定資格もあります。「Google 認定 教育者レベル1」の資格の認定を受けるには、2020年3月現在、下記の流れになっています。
1.基礎トレーニングの受講
2.実践(試験問題例を見て、実際にアプリケーションの操作を行う)
3.試験の申し込みを行い受験(試験時間180分、休憩なし。受験料10米ドル)
この中で、注目すべきは、受験料の安さ。為替相場にもより細かな金額は変動することになりますが、私が受験した2019年の年末当時は、1100円程度で受験できました。
次に気になるのが、試験時間180分、しかも休憩なし。まず、試験内容ですが、前半は選択式問題。後半は実技操作問題となっています。
受験には、カメラ付きのPCでChromeブラウザを使って受験することになります。試験前にカメラで自身を撮影し、試験中の不正防止対策に使われることになります。食事やお手洗いを済ませ、落ち着いて受験をすることをおすすめします。
試験前の受験対策には、「基礎トレーニング」をじっくりと時間を費やして学習しておくことをおすすめします。
「基礎トレーニング」は、13のユニットがあります。
ユニットには、学習内容。学習対象となるプロダクト、いわゆるGoogleツール。必要となるスキルといった前提条件が記載されています。
ユニット内には、レッスンが3,4個あり、それぞれレッスンにかかる予想所要時間が書かれています(おおよそ、各20分程度です)。
ユニットには、「ユニットレビュー」という、いわば小テストが用意されています。合格まで繰り返して取り組んで20分程度はかかると思います。
ユニットあたりにかかる時間は、上記の値をまとめてみると、13ユニットの合計で775分。これに、ユニットレビューに20分 x13で合計260分。
合計で、1035分。
1日に5時間(300分)勉強しても、4日はかかりますね。それくらいは時間をかけた方が良いと思います。
実際は、Googleツールの操作も覚えた方が良いので、もっと時間をかけることになると思います。普段からGoogleツールのスプレッドシート、ドキュメント、Googleドライブなどを使っている方は実技系の習得にはあまり時間を割かなくても受験に臨めると思います。
Google 認定 教育者レベル1 受験の大前提になりますが、Googleアカウントを作成しておく必要があります。最近は、Gmailを利用していることが多いと思うので、この部分はクリアできている人がほとんどだと思います。
さて、実際の受験に関して、個人差はあると思いますが、180分間をフルに使うと思います。前半の選択問題に30分。後半の実技・操作系問題に150分。それくらいの時間配分として、試験に取り組むと良いと思います。
私の場合、2019年11月21日から、自己学習を開始。12月4日に受験して合格できました。
追記:2020.09.30
Google認定教育者レベル2に合格しました。
Google認定教育者レベル1合格からGoogle認定教育者レベル2の受験・合格の間に、半年の時間がかかってしまいましたが、レベル1、レベル2と連続で受けても合格したかもしれません。共通して辛いのは、3時間の試験時間ですね。
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