Raspberry Pi 3B+ （ラズベリーパイ）に Volumio2 (Ver.2.729)を導入してみる（2020年4月）

家庭内ネットワークを利用した音楽再生環境を久しぶりに整えるため、ラズベリーパイ（以下、ラズパイ）を使っての Volumio2を久しぶりに再導入してみます。
我が家のラズパイは、Raspberry 3B+ です。2020年4月現在、Volumio2 のサイトを見ると、Raspberry Pi　用の最新版は、Ver2.729 でした。

  

ダウンロードするファイルは「volumio-2.729-2020-03-18-pi.img.zip」という圧縮ファイルで、約385MBです。
ダウンロードして、適当な解凍ソフトウェアで展開すると「volumio-2.729-2020-03-18-pi.img」という約2.73GBのイメージファイルができあがります。

このファイルを事前に用意しておいたMicroSDカード(32GB)に書き込みます。
書き込みに利用したソフトウェアは、シリコンリナックス株式会社の「DD for Windows」 です。

DD for Windows をダウンロードして、解凍・展開。DDWin.exeを実行する際は、右クリックして「管理者として実行」で起動します。

MicroSDカードをPCのカードスロットにセットします。
DD for Windows の「ディスク選択」で、事前に用意したMicroSDカードを選択し、表示されているか確認します。

他のリムーバブルディスクやUSBハードディスクが接続されている場合は、取り外しておくことをおすすめします。

ファイル選択で、Volumio2のイメージファイルを選択する場合は、右下のドロップダウンリストをクリックし、「すべてのファイル(*.*)」にすると、イメージファイルが表示され、選択できるようになります。

全て、準備が完了したら、「＜＜書込＜＜」を押して、完了するまで数分間待ちます。

書き込みが完了したら、取り出して、ラズパイのカードスロットにセットします。

ラズパイは、DHCP環境のネットワークに、LANケーブルで有線接続しておきます。

電源を接続すると、MicroSDからシステムが読み込まれ、しばらく待ち、PCのブラウザ等で、http://volumio.local　にアクセスします。
アクセスできない場合は、DHCPサーバの情報等で、ラズパイに割り当てられたIPアドレスを確認し、 http://<IPアドレス＞ にアクセスします。

Volumio２の設定画面が表示されたら、初期設定を行います。言語設定で日本語を選ぶことさえしておけば、特に問題ないと思います。

次に、ネットワーク上に存在するNASの中の音楽ファイル（MP3等）を再生するため、ネットワークドライブのマウントを試みます。

「設定」の「Sources」でネットワークドライブをマウントします。

我が家のNASは旧型の仕様で、Volumio2(Ver.2.729）では、そのままでは接続できません。
ネットワークドライブの接続設定の「オプション」に、“ver=1.0”を設定する必要がありました。

ネットワークドライブが正常にマウントされると、アーティスト、アルバム、曲の数が表示されます。

音楽ファイルを追加したり、情報を更新した場合は、「再スキャン」や、「データベースをアップデート」を行います。

 

ここまで出来たら、「音楽ライブラリ」にて、ネットワークドライブから再生したい音楽ファイルやアルバムのフォルダを選択して、再生して音楽を楽しむことができます。

ちなみに、我が家のRaspberry Pi 3B+には、HIFI DAC サウンドカード モジュールを追加してあります。

サインスマート(Sainsmart) HIFI DAC サウンドカード モジュール I2Sインターフェース

Volumio2上では、「HiFiBerry DAC Plus」として認識され、出力先として指定し、再生音も出力されています。