照明・ライティングのテストなどに役立つアイテム。色温度や明るさが無段階で調節可能なLEDライト「VIJIM VL81」
デジタルカメラで撮影するようになり、「ホワイトバランス(WB)」という言葉が分かるようになってくると、気になりだすのが色温度。
オートホワイトバランス(AWB)の設定でそのまま撮影すると、照明が白熱球の時は赤みを帯びて写ったり、蛍光灯やLEDだと青白い写りになったりする経験をする人も多いのではないかと思います。
では、蛍光灯の部屋に、1灯だけ白熱球で照らされた場所があったら、どうやって均一な色で写せるか...
なんていう考えが頭に浮かびました。
例えば、下記のような環境です。
部屋の照明は蛍光灯なのですが、1か所だけ、天井から白熱球が床の方向に照射されているような環境。
この場合、白熱球で照らされた部分だけが、赤み(オレンジ色)を帯びることになります。
では、この赤み(オレンジ色)を目立たなくするにはどうするかを考えて、照明を照らしてみます。
そこで、先ほどの写真で、下の方の左右に写っている黒い正方形のLEDライトで照らしてみます。
このLEDライトは、VIJIM VL81という製品で、3200K~5600Kまで色温度の調整や明るさの調整が無段階でできる製品です。
ここでは、天井の白熱球に近い色として、3500Kを設定して照射してみます。
結果としては、赤み(オレンジ色)になった部分がまだらになってしまいました。
ディフューザーなどを用いて、光をやわらかく、そして拡散させれば、もう少しマシにはなると思いますが、色温度を一面同じ色にするのは難しいと思います。特に、スポットライト的な強さで一部が違う色温度で照らされている場合は難しいと思います。
一面を均一な色温度にするための結論としては、異なる色温度で発光する明かりを消すか、隠すかが一番の方法だと思います。
こんな色温度を考慮した照明のテストを行うのに、VIJIM VL81は便利です。
三脚等にホットシューアダプタを経由して取り付けることが可能です。
色温度の設定値を表示させる機能はありませんが、3200Kから....
5600Kまで、無段階で調整できる安価なLEDライトとして、使い勝手の良い照明機材だと思います。
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