買ったばかりのTranscend製のUSB接続ハードディスク(StoreJet 25M3)が、raw形式になり、フォーマットしても「フォーマットが完了しませんでした」から回復するまでの話

先日、買ったばかりのハードディスクが数分でおかしな状態になりました。

買ったハードディスクは、USB接続の外付けハードディスク（2.5インチ）　Transcend（トランセンド）製のStoreJet 25M3の4TBモデルです。

開封して、Windows10 Home Editionが導入されたミニPCに接続し、普通に認識されるところまでは問題ありませんでした。ただ、若干、使えるまでに時間が長いな...と思ったのは覚えています。

ボリュームラベルを変更し、新規フォルダを作成し...という段階で、レスポンスが悪いなぁと思っていたら、エクスプローラーがハングアップし、再起動するしかなくなりました。

再起動、そのハードディスクのアクセスLEDはずっと点滅。タスクマネージャーで確認すると、ハードディスクの使用率が100%をずっと維持していました。USBコネクタをみると、どうやら奥まで差し込まれていなかったようです。

USBコネクタを奥まで差し込んでみたものの、特に変化がなく、HDDは認識されたりされなかったり、ついには「フォーマットしますか？」というダイアログが表示される始末。新品のHDDだし、フォーマットしてもいっか...と思ってフォーマットするも、フォーマットは完了せずに、失敗。

「ディスクの管理」でなんとか認識された時の状態を確認したところ、NTFS形式のはずが、RAW形式に！？

この状態では、GUIのユーティリティでは、RAW形式になったボリュームの削除もできず、困り果てました。

こんな状態の時に使えるものといえば、コマンドプロンプトで使用するコマンド「diskpart」

コマンドプロンプトで、diskpartコマンドを実行し、「 LIST DISK 」で、容量4TBのHDDを確認。

「 SELECT DISK x 」で、4TBのHDDを選択。 

「 LIST VOLUME 」で、ボリュームを表示。RAW形式になってしまったボリュームを確認し、「 SELECT VOLUME x 」を実行。

該当ボリュームを消すため「 DELETE VOLUME  」を実行したものの、エラー。オプションの” force protected "を付加せよとのメッセージが出るので、オプション設定を試みるも、エラー。

どうやら、強制削除のオプションは、“override”らしく、下記のコマンドで、強制削除ができました。

※くれぐれも消してはいけないボリュームを削除しないようにご注意ください。

「delete partition override」

ボリュームが削除出来たらあとは、GUIの「ディスクの管理」でシンプルボリュームでパーティションを作成。

NTFS形式でフォーマットし、ドライブ番号も割り当てて、ようやく復活しました。

そんな備忘録。

ちなみに、今回のトランセンド製HDDの着荷時不良での交換を購入店に申し出たのですが、トランセンド製品は、メーカーと直接やりとりしてくださいとのことでした。

直った（？）からいいんですけども、ご注意をば。