Windows10 バージョン 1909 の WindowsUpdate が「最新の状態です」と表示され更新・バージョンアップ・アップデートできない ~セーフガード SafeGuard Holds 機能の無効化~
Windows10 バージョン 1909 に対して Windows Update をかけたところ、「最新の状態です」と表示され、最新バージョン(20H2)に更新できない状況に直面しました。
調査を進めたとこと、Windows Updateによる不具合を防ぐために、Microsoft が「セーフガード ( SafeGuard Holds )」という機能を実装したそうです。この機能は、ハードディスクの空き容量や、デバイスドライバ等から、バージョンアップに不具合が発生する懸念があるコンピュータに対して、それ以上のバージョンアップを防ぐ機能とのことです。
強制的なバージョンアップで不具合が発生することを未然に防げますが、テスト環境等で先行してバージョンアップを行いたい場合もあります。
★ここからは自己責任でお願いします。Windows Updateによるバージョンアップが制御されているPC,OSに対して、セーフガードを無効にしたことによるバージョンアップで、不具合が発生しても責任は負いかねます。
さて、バージョンアップによる不具合を防ぐ機能「セーフガード」を無効にするには、グループポリシーで設定を行います。
1.グループポリシーエディタの起動
「スタート」ボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択し、「gpedit.msc」と入力し、「OK」ボタンを押します。
※下記の画面の操作方法でも同様のことが可能です。
2.セーフガード機能の無効化
ローカルグループポリシーエディターにて、「ローカルコンピューターポリシー」-「コンピューターの構成」-「管理用テンプレート」-「Windowsコンポーネント」-「Windows Update」-「Windows Update for Business」の"機能更新プログラムに対するセーフガードを無効にする"を開きます。
セーフガードを無効にするには、このポリシーの値を「有効」にします ※「セーフガードを無効にする」設定が「有効」になるということです。
3.ポリシーを最新の状態にする
「スタート」ボタンを右クリックし、「ファイル名を指定して実行」を選択し、「gpupdate /force」と入力し、「OK」ボタンを押します。
上記で、ポリシーがアップデートされ、Windows Updateによる更新が可能になります。
上記の作業で、バージョン1909で最新の状態と表示されるWindows Updateが、最新のバージョンまでバージョンアップできるようになります。
下記は、上記作業を終えた後のWindows Updateの実行結果です。バージョン20H2の機能更新プログラムの通知が表示されるようになりました。
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