コロナ禍での生活の変化 ~仕事・趣味の環境の構築・改善と健康管理~
コロナウイルスの流行が騒がれ始めて、約1年。1年前を振り返ると、私にとって生活が大きく変わったのが勤務スタイルです。在宅勤務が原則となり、事務所に出勤するのはこの1年間を通しても数えるほどしかありません。
必然的に自宅での生活が増えるわけで、自宅で仕事をする環境をととのえることから始まりました。そんな1年前を振り返ってみようと思います。
▼机がない!
「机がない!」といっても、本当に自宅に机がないわけではなく、何かしら机はあるのですが、勤務時間帯(9時から17時半)に仕事で自由に使える机がなかったということです。私には仕事部屋というものが自宅になく、自宅で机に座ることといえば、食事の時くらい。パソコン作業もノートPCだとソファーだったり、床に寝そべったりで、日中ずっと仕事をするような場所がなかったというのが在宅勤務を開始した1年前の問題でした。
▼椅子もない!
「机がない!」ということは、そこに座るための「椅子もない!」ということになります。自宅で座っているときといえば、あぐらをかいているときが一番多いんじゃないかと思うくらい、椅子に座る生活が自宅ではなかったので、机と椅子の調達がまず必要になりました。
▼置く場所がない!
机と椅子の調達をまずは考えたのですが、まず悩んだのがその置き場所です。自室と呼べるようなものが私にはなく、ロフトにつながる3畳ほどのスペースか、室温が過酷なロフト(屋根裏部屋)が仕事を行う場所の候補になりました。結局、ロフトにつながる3畳ほどのスペースを仕事場にしたのですが、なにしと狭いし、物置のような状態だったので、荷物を動かすことから始まりました。しかし、そんな荷物を動かす時間を仕事は待ってくれないので、在宅勤務開始当初は、キャンプ用の折り畳みの机と椅子で、自宅の空きスペースを使って、朝に展開し、夕方にしまうという状況でした(爆)
▼在宅勤務時の机と椅子の結果
在宅勤務時の机と椅子は、結局、机はエレクター(ルミナス)、椅子は折り畳みのリラックスチェアーになりました。私が自宅で机に求めたのは広さと使い勝手の良さでした。とはいえ、広さを確保するだけのスペースはなく、狭い空間に仕事を行うスペースをつくるには、工夫が必要でした。結論からいうと、机となるスペースは部屋の角。机面となる形状はL字型とし、正面は主にノートPCやキーボードを設置する場所。右手側には自作の本棚的なものに資料を収めたり、天板部分には業務中の資料をおけるスペースをつくるかたちになりました。この構成が意外に便利でした。単に幅が広い机だと、正面から左右方向に離れるにしたがって手を伸ばす距離が遠くなってしまいますが、正面と右手側に机面があるおかがで、大抵のものは、体勢を変えずに必要なものに手が届くようになりました。
左手側をあけてあるのは、左手側から椅子に座るためです。これは椅子の後ろから回り込む必要がなく、あまり椅子を後ろにひいたりせずに、横側から椅子に着座することができます。
▼以前の生活と比べて変わったこと
在宅勤務用の机と椅子を調達したことで、仕事の時はもちろんのこと、趣味の時間でも机に座る時間が増えました。仕事にも趣味にも使えるような周辺機器を追加しました。オンライン会議が増えたので、まず購入したのがスピーカーフォン。そして、マルチモニターの実現とともに、モニターアームを購入し、表示装置となるモニターの設置位置や向きを柔軟に変更できるようにしました。
▼スピーカーフォンの導入と効果
オンライン会議で課題となりやすいのがハウリングだと思います。使っているPCのスピーカーからの音をマイクが拾ってしまい、その音がまたスピーカーから再生されてループしてしまう問題です。イヤフォンを使うことで解消できますし、有線イヤフォンによるケーブルのわずらわしさは、Bluetooth等をつかったワイヤレスイヤフォン、ヘッドフォンを使うことで改善することができます。私もBluetoothヘッドフォンを使用したりしますが、耳に装着せずに聴いたり話したりできるスピーカーフォンは便利です。特に、ハウリングキャンセラー付きのスピーカーフォンであれば、ハウリングも気にせずに音量をあげられます。耳をふさぐことなしに、音の再生ができますし、スピーカーフォン本体にマイクミュートもついていれば、家族に声をかけられた際も、すぐに対応することができます。
▼マルチモニター化とモニターアームの導入と効果
勤務先からはノートPCが配布されておりますが、事務所で着座時に外部モニターが使える環境は用意されていませんでした。これが在宅勤務時では自由に複数のモニターを使うことができます。
オンライン会議では会議中の共有資料閲覧のために、モニターが占有されてしまいます。これがマルチモニターだとオンライン会議用の表示と自分の発表用に準備した資料の閲覧を同時に行えます。また、モニターアームがあれば、モニターの設置位置を変えられたり、縦位置表示が可能なモニターやアームを使えば、Word文書のような縦位置での表示に適したファイルの編集なども可能になったりします。
また、私の環境では後から導入したのですが、USB Type-CによるPD給電が可能だったり、USBハブの機能があるモニターを導入すると、これもノートPC側の仕様にもよりますが、PD給電とモニター表示がUSB Type-Cケーブル1本の接続だけで仕事に必要な環境を拡張することができます。
▼その他の便利・快適グッズの導入
仕事・趣味の作業環境を快適にするために購入したものがいくつかあります。便利だったのがペットボトルのセットが可能な瞬間湯沸かし器と、USB接続型のちいさなヒーターでした。冬場など寒い日にあたたかな飲み物が欲しいときに、ペットボトル瞬間湯沸かし器があれば、必要な時に必要なだけお湯を注ぐことができます。また、寒い日に椅子に座っていて感じたのが座面の冷たさだったのですが、USB接続型のヒーターを座面に敷けば、とても暖かで快適に過ごすことができます。
■気を付けていること
コロナ禍で、外出自粛となって一番の問題が運動不足でした。通勤地獄から解放されはしましたが、外出せずに自宅で過ごしていると、とにかく歩く量が減りました。私の通勤時間は片道約1時間でしたが、この時間を運動したり、ペットの散歩を行う時間にしました。また、スマートバンド、スマートウォッチを導入しての歩数確認や睡眠時間のチェックも行うようにしました。数千円レベルで買える安いものでよいと思いますが、スマートフォンと連動でき、バッテリー稼働日数が長いものが良いと思います。
まだ、緊急事態宣言期間中で、先行きも不安な状況ですが、生活環境の改善と快適な生活をできるように日々考えていきたいと思います。
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