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2021年6月24日 (木)

デジタルカメラの背面液晶を擬似的にファインダーにするアイテム ~ KAMERAR CVF-1 と QV-1 ~

私が使用しているデジタルカメラは、主に Nikon Z6 と Nikon D780 です。
屋内撮影や、映画の舞台挨拶取材など、特に白熱球系の照明で、ホワイトバランスをとって、被写体の白をきちんと白として写したい場合は、ミラーレスカメラであるZ6が使いやすいです。EVFをのぞいた色味が、撮影画像にもそのまま記録されることがその理由です。
一方、D780を使った場合で、光学ファインダーをのぞいた場合は、照明の見た目そのままの色で見えます(当然ですが)。欠点としてはマニュアル設定時に、その設定内容がファインダーには反映されないことです(光学ファインダーなので、当然ですが)。
では、マニュアル設定値が反映された状態をみるにはどうしたらよいかというと、LV(ライブビュー)だったり、撮影画像で確認します。つまり、光学ファインダーから目を離し、背面液晶で確認することになります。

ここで問題となるのが、明るい場所だったり、逆に暗い場所で液晶の明かりが迷惑になるような環境で、背面液晶を表示させたくない時の対応です。手で覆ってみたり、布をかぶったりということも考えられなくはないですが、なかなか難しいと思います。

そこで、いろいろと調べたら、便利(?)なアイテムがありました。

それが、KAMERAR の CVF-1 です。 QV-1 という製品もあります。
私が買ったのは、 CVF-1 の方です。

Svga_01cvf1

CVF-1 は、デジタルカメラの背面液晶に、ゴムバンドを使って取り付ける仕様です。
QV-1 は、デジタルカメラの三脚穴を使い、プレート使って取り付ける形になります。

今回は、ゴムバンドで取り付ける CVF-1 を紹介します。

届いたパッケージの中には、擬似的なファインダーとなる本体と、収納袋、ベルトなどが入っていました。
Svga_02cvf1

 

実物は、このような形です。

背面液晶部分を覆うケースの上に、ゴム製で引き出したり押し込んだりできて、ルーペが仕込まれているファインダー部が取り付けられています。

Svga_03cvf1

 

デジタルカメラへの取り付けはとても簡単ですが、背面液晶のヒンジ部分を壊しそうなので、注意して取り付けることが必要です。

また、ゴムバンドを留めているピン部分は、どうも外れそうにないので、ゴムバンドを引っ張って、一旦外してから、ゴムバンドの穴の位置で長さを調節する必要があるようです。

Svga_04cvf1

 

ゴムバンドの長さ調節を行って...

Svga_05cvf1

 

背面液晶部分にとりつけてみます。

Svga_06cvf1

 

実際にCVF-1をD780の背面液晶に取り付けてみると、下記の写真のようになります。

ただし、これだけではまだ使えません。

Svga_07cvf1

 

CVF-1のファインダー部分を引っ張り上げる必要があります。

引っ張り上げると、こんな感じになります。

結構、奥行きが長くなります。

Svga_08cvf1

 

このようにファインダー部分を伸ばすことにより、背面液晶の隅々までみえるようになります。

一旦、縮めて、全体の長さを確認すると下記のとおりです。長いですね。

Svga_09cvf1

 

さて、肝心のファインダー部ですが、ちょっと引いてみると、このような状態です。

意外といけそうです。

Svga_10cvf1

 

では、実際にのぞいてみます。

はい。結構、糸巻き上になっていますが、文字の読み取り等には問題なさそうです。

Svga_11cvf1

 

これを使って、撮影する機会が、普通の方はあまりないかもしれません。

私の場合、自主制作映画のスチール撮影などを行うことがあり、シャッター音を消したサイレントモードで撮影しなければいけない場合が多々あります。この時、ミラーレスのZ6であれば、EVFでも背面液晶でも、どちらを使っても、サイレント撮影ができます。
ところが、レフ機であるD780は、光学ファインダー時はサイレント撮影ができません。そこで、LVでの撮影を行うことになるのですが、明るい場所では背面液晶がみえずらく、かなり厳しい状況です。
そんなときに、この CVF-1 があれば、屋外の明るい状況でもD780の背面液晶を使い、サイレント撮影ができそうです。

日本国内のAmazonでは、2021年6月現在、CVF-1の取り扱いはないようですが、QV-1は販売されているようです。
私も、このCVF-1を使って、QV-1のような取り付け方ができないか、調べてみようと思います。

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