デジタルカメラで外部マイクを使う場合のホワイトノイズ、音の小ささについて考える ~マイク側のゲインアップと Nikon Z6 マイク感度設定~
NikonのZ6というミラーレスカメラを使用しています。動画撮影時に外部マイクを使った際にものすごく音が小さかったり、ホワイトノイズが大きいことが気になっていました。
いろいろ調べて判ってきたこととしては下記の点に注意することで、とにかくマイク側でゲインを稼げるマイクアンプ付きのものや、別途マイクアンプになる機器をはさむことでした。
では、もうひとつの前提として、Z6側の設定をどうすればよいかという目安がありました。
それは、「マイク感度」の設定です。Z6にマイクアンプの設定があり、マニュアル設定で1~20までの設定ができます。
この「マイク感度」の設定の数値を大きくしていくと、それだけでホワイトノイズの発生源になってしまいます。
そこで、この「マイク感度」と「ホワイトノイズ」の関係を確認してみました。
【準備物】
・Nikon Z6(他の外部マイク入力があるデジタルカメラ)
・マイク端子に接続するオーディオケーブル(外部マイクは不要)
・ヘッドフォン
※耳を傷めないように、ケーブルの接続時や電源投入時は、ヘッドフォンを耳につけないようにし、大きな音が耳に入らないように十分注意してください。
まず、Z6のマイク端子にオーディオケーブルを接続します。オーディオケーブルだけで、マイク等は必要ありません。
次に、Z6にヘッドフォンを接続します。
そして、Z6のヘッドフォン音量を設定します。
今回は、ヘッドフォン音量を15に設定してみました。
さて、次に、「マイク感度」の設定を行います。
Z6から発する無音の状態で、このマイク感度を設定し、内部ノイズを確認します。
まず、マイク感度を大きい数値。ここでは、20に設定してみます。
すると、数値を大きくするにつれて、ホワイトノイズが大きくなったと思います。
次に、マイク感度の設定値を小さくしていきます。
だいたい、12くらいまで下げるとホワイトノイズが小さくなったと思います。
この時の数値が、外部マイクから入力する音を調整する目安になると思います、
逆に言うと、Z6に使用するマイクで、マイク感度を12より大きくしないと適正な音量にならない外部マイクはノイズが大きくて実用に耐えないマイクになると思います。
意外とこの条件を満たすマイクを探すと難しいです。
私が使用しているのは、ゲインが稼げる TASCAM DR-10SG というショットガンマイク搭載型のPCMレコーダーです。
RODE の VideoMic Pro+ もゲイン付が稼げるタイプのマイクのようです。
また、録音対象に近づけないような時は、ワイヤレスマイクを使うのも手段の一つです。
SYNCOの G2(A2)というワイヤレスのラベリアマイクを使ったテストもしてみたので、後日、レポートしたいと思います。
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