Nikon Z9 のファームウェア Ver.2.00 (2022.04.20リリース)のプリ記録を試してみる
Nikonのミラーレスカメラのフラッグシップ機 Z9 のファームウェア Ver.2.00 が2022.04.22にリリースされました。改善だけでなく新機能もある中で、気になったのが「プリ記録」機能。シャッターを押す前の写真を記録してくれる機能です。
この機能、鳥の飛び立つ姿とか、砲弾が発射される瞬間とか、タイミングを見計らうだけではどうしようもない撮影の時などに非常に有効です。
Z9に早速 FW Ver.2.00を適用し、プリ記録の設定を確認すると、「なし/0.3秒/0.5秒/1.0秒」の設定がありました。
”1.0秒”を試してみたかったので、設定。
さて、どうやって検証しようかと考えて、出した結果が、タイムコード付きの動画を作成して、それをあるタイミングで撮影すること。
今回はCyberLinkのPowerDirectorを使い、エフェクトの中にある「タイムスタンプ」を使用して、検証のための動画を作成してみました。
動画の作成自体は至って簡単です。カラーボードの白を選んで配置。その上にエフェクトから「タイムスタンプ」を選択して効果を適用。
そこに、タイトルで文字列を記入。3秒未満を「シャッターを押す前」、3秒経過後に「シャッターを押した後」と記載。
この動画を再生し、3秒のところでシャッターを押して、2秒くらいのところから撮影が記録されていれば検証成功です。
C30の設定もしているので、秒30コマが撮れているかもチェックです。
その結果は...
きちんと1秒前から記録されていました。
動画を再生し、3秒のところで手動でZ9のシャッターを押しました。完全に手動なので多少の誤差は生じることは想定内です。
結果として、2秒02のところから画像が記録されていました。設定どおりの1秒前からプリ記録がされていたと思われます。
また、記録された画像のタイムスタンプをみると、きちんと秒30コマが撮影されています。
SONY製のXQDカード32GBのものでも記録できていました。
そんな新ファームウェアリリース日の簡単な検証でした。
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