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2023年12月29日 (金)

Rokid Max と Rokid Station そして、HDMI接続時に必要なもの

Rokid Maxを2023年の秋に購入しました。動画視聴のための趣味目的での利用を考えていたのですが、解像度・見え方的にお仕事で使えるようなデバイスでした。

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  • ▼1.本体

Rokid Max の標準構成。本体とケース、遮光カバー、USB Type-Cケーブル。
Rokid Max は簡単にいうと、USB Type-C接続のグラス型モニタ。
これまでの製品は、解像度がいまいちだったり、装着した時の見える角度調整範囲が狭かったり、Android OSのコントローラーがついているもののVersionが古かったり、操作性が悪く、かなり使いづらかったイメージがあります。

Rokid Max 自体には、OS内蔵コントローラもバッテリーもついていません。
必要最小限の機能が搭載されているのみです。
Rokid Maxにはスピーカーと、音量および輝度調節用のボタンと、USB Type-Cコネクタのみ。01rd 01rc

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ここから映像・音声信号と電源を受けます。

 

また、メガネ利用者にも0.00D ~ -6.00Dの視度調整ができます。乱視があったり-6.00Dを超えると調整できないのですが、このRokidMaxは、メガネをかけたままでも装着して使うことができたりします(メガネの種類にもよると思いますが)。

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Rokid Max自体は装着しながらも前方が透過してみえます。
仕事の時など、身の回りが見えた方が都合が良い時はそのままでよいのですが、映画などを観る際にはその透過を遮るためにカバーを取り付けます。

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  • ▼2.実際の接続

Rokid Maxを使用するには基本的に、映像出力に対応した USB Type-C 端子を装備したデバイス(PCやモバイルデバイス)が必要です(※HDMI端子しか持たない機器でもアダプタや電源を用意すれば使えるのですが、それは後述します)。

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Rokid Maxの接続機器ですが、接続する機器のUSB Type-Cが1個のみで他に電源入力コネクタ無く、機器本体の電源入力コネクタも兼ねている場合は注意が必要です。

USB Type-CコネクタにRokid Maxを接続してしまうと、その接続機器はバッテリ駆動になります。電源供給もUSB Type-C映像出力も可能なUSBハブがあれば電源供給しつつ、Rokid Maxも使えるかもしれませんが、当方所有機器に動作確認できるものがなく、「電源供給を兼ねたUSB Type-Cコネクタ1個のみ」のPCの場合は、本体バッテリ駆動状態でRokid Maxを使うことになります。

 

では、消費電力の比較的小さいモバイルデバイスの場合はどうなるかというと、「Rokid HUB」という電源供給と映像出力を同時に行うためのアダプタがあります。

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この「Rokid Hub」を使うと、「Rokid Hub」の右下にUSB Type-Cで電源を接続。左下に「Rokid Max」を接続。上についているUSB Type-Cを映像出力対応のUSB Type-C端子を持ったモバイルデバイスに接続することで、電源の心配なくRokid Maxを使うことができます。

映像出力機能付きのUSB Type-C端子がついたモバイルデバイスを持っている方はあると便利です。
当方所有のモバイルデバイス、スマートフォンやタブレットは、USB Type-C端子はあるものの、映像出力機能がなく、「Rokid Hub」を使おうが使うまいが、「Rokid Max」に映像出力することはできませんでした。

ちなみに、USB Type-C端子が2個あり、片方が本体への電源供給、片方が映像出力が可能な機種であれば、電源も映像出力も心配なく使うことが出来ます。当方所有の機器だと、ASUS 製のChromeBookがあり、重宝してつかっています。

 

  • ▼3.映像出力方法がHDMI端子しかない場合

Rokid Maxと接続したい機器にHDMI端子しかない場合、そのままではRokid Maxと接続して使うことはできません。
では、HDMI→USB Type-C変換アダプタを使えば使えるかというと、ここにも懸念があります。
結論から言うと、HDMI→USB Type-C変換アダプタに電源供給ができる機能が搭載されている必要があります。

HDMI端子からは映像と音声信号が出力されますが、電源供給はされません。Rokid Maxはバッテリを搭載せず、USB Type-C接続で、映像・音声信号と電源を受け付けます。Rokid Maxを動作させる電力が必要になります。

 

そこで、Rokid社では「HDMI to USB-C Adapter」を用意しています。実際は、UGREEN製の製品です。

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アダプタには、HDMI端子がついており、これを映像出力機器に接続します。
アダプタ本体には、Micro USB端子があり、ここにUSBから電源を供給します。

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そして。アダプタ本体のUSB Type-C端子にRokid Maxを接続して使用することになります。

 

 

写真ではこのような感じになります。
写真右上の3本のケーブルは、一番左が、PCや映像出力機器の電源供給ケーブル。中央がHDMI。右がアダプタへの電源供給ケーブルです。

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上記構成では、HDMI端子しか持たない映像機器ともRokid Maxを利用可能です。
このUGREENのアダプタですが、2023年12月現在品薄状態で入手が難しく、代替品を調達する必要があるようです。

このHDMI to USB-C変換アダプタの同等品としては、こちらの商品のようものがあるようです。

 

  • ▼4.Rokid Stationについて

「Rokid Max」には、「Rokid Station」と呼ばれるAndroid TVデバイスがオプションとして用意されています。
セット商品もあります。
また、そのリモコンの同梱モデルも海外にはあるようです。
この「Rokid Station」は、Android OS搭載の Android TVデバイスです。バッテリを内蔵し、充電用のUSB Type-C端子と映像音声・電源供給に対応したMicro HDMI端子と専用ケーブルがついています。
シンプルな操作で、YouTubeやサブスク系のストリーミングサービス、Androidアプリを利用可能です。
一点、確認できている懸念点として、2023年12月現在、NetFlixのサービスを利用することができませんでした(NetFlixのAndroidアプリがインストール可能アプリに表示されなかったり、ブラウザ経由で視聴できない状況です)。

シンプル操作で、Rokid Station 片手に、Rokid  Maxを使った映像の視聴ができるので、2万円超しますが、利用用途によっては利用価値があります。

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