在宅勤務生活も早5カ月。夏を迎えたものの長い梅雨のおかげで、湿気はすごいものの冷房がない部屋でも、家庭内の他の部屋のクーラーからの冷気でなんとか過ごせています。
梅雨が長引いており、梅雨明けが8月にずれ込む勢いですが、そろそろ我が部屋の冷房設備もなんとかせねばならないと思い、7月頭に発見したポータブルスポットクーラー『カンゲキくん』( YNC-A160 )を予約購入しました。

“スポットクーラー”という名前の通り、部屋全体を冷やすというよりは、スポット的に涼むための空調機器だと思うのですが、果たして、その性能はいかに。
ちなみに、販売元は、株式会社山善 (YAMAZEN)、製造元は、日動工業株式会社 と記載されています。
以前から、SHARP製の古いコンビニクーラーを所有しており、これに排熱ダクト等を取り付けて、簡易クーラーとして使おうと思っていたのですが、思い通りにはいかず、断念していました。
そこで、この『カンゲキくん』です。
当初は、サンコーの「ワイルドクーラー」の購入を考えていたのですが、予約開始とともに、今期予約分完売とのことで、購入をあきらめていました。
そこで、みつけたのが、『カンゲキくん』でした。
「ワイルドクーラー」と似たデザイン、形状、性能、価格。
これならば使えるかも...と購入。出荷は7月下旬ということで、首を長くして待っていたところ、7月27日に手元に届きました。
気になるスペックを説明書で確認しました。
気になる耐久性ですが、以下の記載があります。
■標準的な使用時間
[想定時間]
・1日の使用時間=9時間/日
・1年間の仕様日数=112日/年
・1年間の使用時間=1008時間/年
夏の暑い時期、終日ではなく部屋で過ごす時間で3カ月...と考えれば、問題なさそうです。
1,2日使って計測した値と感想をまずは書いておきます。
[使用電力]
簡易電力系「エコワット」を使った計測値
・使用時間=5.0時間
・使用電力=0.66kw/h
・電気代16円
ざっとですが、今のところ、電気代は1時間あたり3.2円くらいです。
条件としては、3畳程度ですきまありの部屋。熱源となるPCやモニタが数台あり。
照明はLEDのデスクライト。
排熱ダクトは部屋の扉をスポンジやタオルケットでふさいだ程度。
室温/湿度は、30度/60%くらいから計測開始。
かなり適当な排熱処理だったので、室温も湿度もやや低下したくらいでした。
ただ、冷風が5時間吹き出し続けていたので、暑くはなかったです。
騒音はそれなりにします。
詳細は、また写真や計測値も含めて、追記したいと思います。
2020/7/30(木)08:50
11:50-12:50 1時間停止
2020/7/30(木)17:50 29.0度/55%
・使用時間=8.0時間
・使用電力=0.97kw/h
・電気代=24円
【調査中】
・製品添付品だけでは、室内温度は下げられないと思われる
・熱対策(2千円程度)で室内温度を下げられる可能性はある
現在、気づいたり、わかったりした我が家(我が部屋)の問題を軽くまとめてみます。
我が部屋は、三畳ほどの大きさなのですが、ロフトにつながっています。
そのロフトは6畳程度の広さがあり、エアコンがついています。
ただ、ロフトということもあり、屋根からの熱を遮る断熱材に、課題があります。
先日、夜の22時にロフトにあがったら、室温計が38度をさしていました。
その後、サーモグラフィカメラを入手し、日中のロフトの天井の温度を計測したところ、38度以上の数値が表示されました。
曇りの日は、ポータブルクーラーでもそこそこ冷えるのに、晴天時は日が照ると冷えず、特に部屋の上方から熱気を感じるという状態でした。
どうやら、天井部分の断熱対策も実施しなければいけないようです。
また、ポータブルクーラーの熱対策、実際は放熱対策ですが、排熱用ダクト自体がかなり熱を発散するので、排熱ダクトにも断熱材等を簡易的に巻き、冷房効果をあげるようにしています。
【2021/05/12追記】
今年も我が部屋の冷房について考えねばならない季節がやってきました。
『カンゲキくん』の欠点は、排熱ダクト部分だけでなく、本体後方のダクト取り付け部付近も熱を発する点が、昨年判明しています。
つまり排熱ダクトを断熱材で巻くことに加えて、本体後部も断熱材を貼り付けるなり、冷却する部屋の外側に設置するようにしないと自身の発熱で、せっかくの冷気を無駄にすることになると思います。
さて、どういった対策をしようか...
【2021/06/12追記】
2Fのベランダにワンタッチテントを広げ、『カンゲキくん』を抱えて、テント内を冷やせるかを試してみました。
結果は...冷えない...
直射日光を浴びているテントは、ベランダの床材からの熱と、テント自体が浴びる太陽光とで、すさまじい熱を受けます。
太陽から受ける熱量と、『カンゲキくん』の冷却能力を考えれば想像がつくと思います。
例えるなら、水を入れた小鍋(小さなテント)をガスコンロで加熱(太陽光の直射を受けて)しているところに、氷をいくつかいれるような感じ。
では、『カンゲキくん』の使いみちがないのかというと、そんなことはありません。
例えば、太陽光が直接あたらず、外気から加熱があまりないであろう、北向きの小部屋などは、暑くないレベルには室温を下げられるのではないかと思います。もちろん、排熱をきちんと室外に逃さなければいけません。
【2021/06/26追記】
文字だけでは、説得力がないと思い、サーモグラフィカメラで「カンゲキくん」の本体および、冷風吹出口と、排熱ダクトを計測してみました。

上記の結果をみて考えたのは、冷風の吹き出し側と、本体を含む熱源と排熱部分を分離することが重要だと考えました。
そういえば、「カンゲキくん」って、2021年版は「カンゲキくん2」という名前になって、冷風の吹出口にもダクトのようなパーツがついているんだとか。
いずれにせよ、直射日光の当たるような、太陽光によって室温が常に上昇し続けられるような環境では、製品の冷却効果はどうかな...って感じです。曇りや雨の日、夜間などは、気化熱式の冷風機よりも、湿度をあげずに温度を下げられるし、良いのではないでしょうか。
動画にもしたので貼っておきます。1分程度でみられます。
https://youtu.be/tbZuzv-z6Ac
【2021/07/16追記】
「カンゲキくん2」をチェックして、初代「カンゲキくん」の冷風(送風)側にも、ダクトをつけられないものかと考えました。
すると、四角い枠から丸いダクトに変換する配管部品を発見しました。
ダクトコネクターの方型(100mm)です。
この四角い枠部分に、角材をネジ止めすれば、初代「カンゲキくん」の送風口にピタッとはめ込むことができそうです。
実装できたら、また紹介します。
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